Japanese Society of Oral Oncology

理事長ご挨拶

藤内 祝
藤内 祝
横浜市立大学大学院医学研究科
顎顔面口腔機能制御学

先日の奈良で開催されました第33回日本口腔腫瘍学会総会(2015年1月)におきまして,理事長の再任をご推挙頂きましたので,ここに謹んで会員の皆様にご挨拶をさせて頂きます。

本学会は1983年(昭和58年)に大分医科大学の清水正嗣先生(現:大分大学名誉教授)が発起人となられ,「口腔腫瘍懇話会」が発足し,その後32年を経過しておりますが,その間,懇話会から研究会,さらには学会へ,機関学術誌の発刊,日本がん治療認定機構の「がん治療認定医(歯科口腔外科)」の認可,法人化(一般社団法人),口腔癌取扱い規約と口腔癌診療ガイドラインの発刊,日本歯科医学会参入,口腔がん専門医制度の発足など,学会としての基盤が構築され大きな流れの中で進化,発展をしております。その証としましてここ数年の本学会の学術大会の演題数が300〜350題,参加人数が800〜900名という数となっており,会員数(1,635名)の半数以上が参加されているという事,また学会の会費納入率も80%を超えるという高い値であり,会員の先生方の熱心さが覗われます。

理事長再任の抱負としましては,まず関連学会との横断的(縦断的)な連携の強化を挙げさせて頂きたく,日本口腔外科学会,日本口腔科学会,日本臨床口腔病理学会,歯科放射線科学会はもちろんの事,日本癌治療学会,日本頭頸部癌学会とも今まで以上の連携を取って行きたいと思っております。また癌治療に関します環境は大きく変化していますが,口腔癌に関しても手術の進歩のみならず,定位照射や粒子線治療などの放射線治療,PETなどの診断技術,化学放射線療法,分子標的薬など目覚ましい速さで国内外において発展を遂げております。それらの進歩に乗り遅れしないようにするため,学会のグローバル化を推し進めたいと思っております。口腔外科関係の国際学会での発表,論文化はもちろんですが,「Oncology」関係の専門学会(ASCO, ESMOなど)においても発表,論文化を期待しております。それに伴い昨年から「共同研究委員会」を設置しておりますが,将来的にそのような学会発表の後方支援を本学会ができればと思っております。さらに,本学会の英文名称をこれまでの「Japan Society for Oral Tumors」から「Japanese Society of Oral Oncology」に変更させて頂きましたので,今まで以上に海外に目を向けて頂きたく存じます。

以上,甚だ微力ではありますが,本学会のさらなる発展のため誠心誠意努力する所存でございますので,理事,評議員の先生方々をはじめ,会員の皆様よりの温かい御支援,御協力の程,何とぞよろしくお願い申し上げます。

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